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【2021年】トリップアドバイザー広告のクイックスタートガイド

トリップアドバイザー(Tripadvisor)の広告は、種類が多く一見分かりにくいように見えます。本記事では、施設管理者がトリップアドバイザーの広告システムを理解し、自社のニーズに合った広告を活用できるように、代表的な広告メニューの概要を紹介しています。

トリップアドバイザーの広告とは?

トリップアドバイザーは、世界最大規模の旅行口コミサイトであると共に200以上の予約サイトから最安値を比較して予約できるサイトとしての一面もあります。

 

近年では宿泊施設以外にも、アクティビティや飲食関連部門の売上が急成長しています。一般の利用者にとってトリップアドバイザーは、情報収集、プランニング、手配まで全ての工程をトリップアドバイザーで完結できる総合的なOTA(オンライントラベルエージェンシー)としても機能しています。


トリップアドバイザーは、無料から利用できますが、有料の広告などプレミア機能を活用することで売上を向上させることができます。

トリップアドバイザーの特徴

世界49カ国・28言語でサービスを展開するトリップアドバイザーは、国内だけでなく世界からの訪日観光客に向けたプロモーションが可能です。利用者は、実際に訪れた旅行者からのリアルな口コミや豊富なプランを比較して情報収集ができるため、よりニーズにマッチした旅行のプランニングが可能になります。イントラベルエージェンシー)としても機能しています。

トリップアドバイザーは無料から利用可能

施設を登録するだけであれば費用はかかりません。簡単な手続きでだけで登録を行うことができ、良質な口コミが投稿されれば、コストをかけなくても施設やツアーなどを観光客に露出させることができます。


一方で、多数の競合施設の中から確実に利用者の目に留まるためには、メンテナンスやオプション加入によって広告を最適化する必要があります。当ページでは代表的な3つの広告を紹介します。


・インスタント・ブッキング

・スポンサー提供枠広告

・トリップアドバイザー・ビジネスアドバンテージ

インスタント・ブッキングとは

トリップアドバイザーのインスタント・ブッキングは、宿泊施設の予約時に直接予約を獲得しやすくするオプションです。

特徴

トリップアドバイザーで宿泊施設を検索すると、複数のオンライン予約サイトの価格比較が表示され、クリックすると各サイトの予約画面に遷移します。利用者は各予約サイトにユーザー登録して予約手続きを行うことになります。


インスタント・ブッキングでは、「トリップアドバイザーで予約」というボタンを表示し、予約をトリップアドバイザーのサイト内で完結できるようになります。

メリットやデメリット

定額利用料ではなく、実際の宿泊に対して手数料が請求されるため、ローコスト・ローリスクでサービスを利用することができます。また、複雑な申込手続きは不要で、数分の設定で利用開始でき、最小限のメンテナンスで運用できるメリットがあります。


インスタント・ブッキング掲載枠に表示されるためには様々な要素が絡んできます。例えば、以下のような条件を整えておく必要があります。


・検索された日付で空室がある

・料金に競争力がある

・掲載情報に不備がなく、正確である


また、登録しても予約の全てにインスタント・ブッキングが適用されるわけではない点にも注意する必要があります。設定した手数料率によっても効果が変わります。

費用

旅行者が実際に宿泊した場合に手数料を支払います。手数料率は2段階あり、直接予約の料金・空室状況が表示される確率が変動します。手数料率の高い方は、安い方に比べて2倍の効果があります。


・手数料率15%: 表示率50%

・手数料率12%: 表示率25%

スポンサー提供枠広告とは

トリップアドバイザーのスポンサー提供枠広告は、見込み客の検索結果や競合施設の掲載ページなどに広告を優遇表示させる機能です。

特徴

スポンサー提供枠広告は、クリック単価方式のプランです。施設側で月間予算の上限を設定すると、予算内で広告を表示させます。

 

年間契約は不要ですが、スポンサー提供枠広告を利用するにはトリップアドバイザーのパートナーOTAに常時掲載しているか、後述する「ビジネスアドバンテージ」に加入している必要があります。

メリットやデメリット

利用者が施設のあるエリアを検索した時、空室があれば優先広告を表示します。検索結果の絞り込み条件に合致する場合のみ表示される方式のため、見込み客に的確にアプローチすることができ、競合施設を検討している利用者にもアピールすることができます。

 

また、広告をクリックしたユーザーには、価格比較で自社予約の料金が特典として表示され、より優位に予約を獲得できる可能性が高くなります。


デメリットは、より効果を上げるにはコストをかける必要があることです。クリック単価モデルは月間予算の上限に達するまで広告を表示させる形式のため、予算上限を高く設定した方が、広告が表示される回数が多くなります。

費用

スポンサー提供枠は、利用者が広告をクリックした回数に対して支払が発生するクリック単価モデルです。月間上限額は高・中・低の3つのオプションから選択でき、カスタマイズも可能です。請求額が上限を超えることはありませんが、クリック単価は、対象エリアの検索頻度、キャンペーンを実施している広告主の数、為替レート、利用可能なクリック在庫などで変動する可能性があります。

トリップアドバイザー・ビジネスアドバンテージとは

トリップアドバイザー・ビジネスアドバンテージは、施設の掲載ページをカスタマイズしてより集客を強化できるプランです。

特徴

トリップアドバイザー・ビジネスアドバンテージでは、施設のページに問い合わせ用の連絡先を掲載できます。また、宣伝用の写真や動画、割引、特典などを掲載して、予約を促すプロモーションを行うことができるようになります。

メリットやデメリット

施設の公式サイトのURLや電話番号、メールアドレスを掲載すると、興味を持った利用者からのコンタクトが可能になり、見込み客と直接繋がることができます。


電話番号を掲載してワンクリック通話を有効にすれば、スマートフォンから手軽に問い合わせができるようになり直接予約のアップも期待できます。


ビジネスアドバンテージで追加できる特典には以下のようなものがあり、特典の掲載があれば、競合施設との差別化を図ることが可能になります。


・宿泊料割引率

・特別料金

・朝食無料

・ロイヤルティプログラム

・パッケージ


他にも、選択した写真や口コミを優先表示できる機能など、施設の魅力をPRするための機能が揃っているのがビジネスアドバンテージです。

費用

費用は一律ではなく、施設の所在地・規模など様々な要素に基づいて算出されます。利用を希望する場合は見積を取得します。

世界中の旅行者の利用を見込めるトリップアドバイザーに広告を掲載することは、施設の認知度を高めるだけではなく、旅行者に有利なオプションを提供することでファンやリピーターを増やすチャンスともなります。施設の口コミに高評価のコメントが増えれば、更なる集客アップにも繋がります。施設の魅力をより広くアピールするため、トリップアドバイザーの広告を有効活用してみてください。


(トリップアドバイザー広告のビジネスモデル&料金モデルは、トリップアドバイザーグループのViator (バイアター)やBókun (ボークン)事業とは異なります。)

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JTB BÓKUNは、グローバル市場に対応した観光協会・DMO・体験事業者向けの予約・在庫管理システムです。


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