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Airbnb体験のホストになるには?メリットや登録方法を解説

全世界で累計9億人以上の利用者があるAirbnbは、宿泊施設や体験を提供するホストと、旅行者であるゲストをつなぐプラットフォームです。

 

当初は「民泊」の流行もあって、宿泊施設のマッチングが多かったものの、最近では、ホスト自らのスキルや技術を活かした体験を提供するサービスも人気となっています。コロナ禍で注目されているオンライン体験も、利用者が増えています。

 

こうした体験サービスは、多くが個人のホストが提供していますが、観光事業者や飲食店などの法人でも十分にメリットがあります。全世界に網羅されたAirbnbのネットワークを利用して旅行好きにアピールができ、Airbnbの充実したサポート体制により、スムーズで効果的なプロモーションが可能です。

 

本記事では、Airbnb体験ホストの概要やメリット、登録方法などを解説します。

Airbnbとは?

最初にAirbnbの概要と、Airbnb体験ホストについて説明します。

世界最大級の旅行コミュニティプラットフォーム

Airbnb(エアビーアンドビー)は、空き部屋やスペースを提供してくれるホストと、宿泊施設を探している旅行客(ゲスト)をつなぐマッチングサービスです。2007年にスタートしたAirbnbは、2021年7月現在で、220を超える国と地域で9億人以上のゲストが利用した実績があり、ホストも400万人を越えるまでに成長しています。※1

 

ホストが宿泊場所を提供するサービス以外に、2016年からさまざまなホストが自分の専門知識や技術、スキルを活かしてゲストに提供する体験サービスを初めており、旅行先のアクティビティとして人気を博しています。また、コロナ禍で旅行が難しい中で、バーチャル旅行を楽しむ機会を提供するとともに、ホストの収入確保のためにオンライン体験サービスもスタートさせています。

Airbnb体験ホストとは?

Airbnbでは体験サービスを、「従来のツアーやクラスとはひと味違う、現地に住むホストが豊かな知識や専門的な技術・スキルなどを活かして、自分にしか紹介できない場所・コミュニティ・世界とゲストをつなげる、ユニークなアクティビティ」と定義しています。ゲストは、普段のツアーでは味わえないような個性的な体験ができ、一方のホストも、自分の趣味やスキル、専門知識をゲストと共有しながら、収入を得られるメリットがあります。世界中の人とつながることになり、地域活性や社会貢献の一環にもなり得る活動とも言えます。

事業者でも体験ホストになることができる

体験サービスには、文化・歴史体験やクッキングなどのフード&ドリンク、自然・アウトドア体験など、さまざまな種類があります。ホストをつとめるのは、シェフやアーティスト、DJなど各分野のエキスパートなど、個人が対応することが多いものの、観光事業者や飲食店でもホストになることができます。自社で提供している地元の散策ツアーや外国人向け寿司握り教室など、さまざまなプログラムを提供できます。Airbnbの体験ホストになることで、世界最大級のAirbnbのネットワークを活かしたマーケティング活動が可能となります。

Airbnb体験ホストになるメリット

続いて、Airbnbの体験ホストになるメリットを説明します。

全世界にアピールできる

Airbnbの1日あたりの宿泊利用者数は、世界10万都市で200万人を越え※2、全世界220エリアで9億人の利用実績があることから、体験ホストになると、全世界の膨大な旅行関心層をターゲットに情報を発信できます。世界中の旅好き、体験好きのゲストとつながることができ、実際の体験者による評価や情報の拡散も期待できます。

充実したサポート体制

Airbnbでは、ホストが提供するサービスを紹介するリスティングから、ビジネス目標の達成に至るまで、さまざまなサポート策を用意しています。ライブ配信のオンラインセミナーやAirbnbアンバサダーによる個別アドバイスのほか、コミュニティセンターや地域別のFacebookグループなどのオンラインフォーラムでは、ホスト同士で知識や経験を共有できます。また、Airbnbのリソースセンターには、注目を高めるリスティングタイトルの書き方や支払いの受取方法など、さまざまな記事やガイド、動画が豊富にアーカイブされています。

ホストを守る安心・安全なサービス

Airbnbには、業務を円滑に進めるためのサポートだけではなく、ホストを守る保証も充実しています。24時間365日対応の、問題発生時の解決を支援するサービスや、Airbnbのホスト保証では、補償対象となる財物破損が発生した場合に最大100万ドルを受け取ることができます。これらの保証により、損害やトラブルが発生したときでも、安心して活動を続けることができます。

プロモーションツールも利用できる

Airbnbでは、リスティングの注目度を上げるためのプロモーションツールや、ゲストとの連絡を効率化できる自動応答メッセージ機能なども利用でき、より多くの集客につなげることができます。そのほか、ホスティングしている地域の予約に関する洞察やヒントも確認できるので、トレンドに合わせた対応が可能です。

Airbnb体験ホストの登録方法

ここからは、体験ホストになってリスティングするための登録方法を紹介します。

1.Airbnbアカウント作成

Airbnbのアカウントがない場合は、アカウントを作成します。電話番号で登録するか、Facebook、Google、Appleアカウント、メールアドレスなどで登録します。いずれかを選んで進み、生年月日を入力して、誓約に同意します。「プロフィールの作成」画面が出たら、電話番号を入力、写真をアップロードしてプロフィール作成を完了します。

2.体験の企画を提出

ここからは、具体的な体験内容を入力していきます。全世界へ発信されるため、基本的に英語での記入をおすすめします。

 

●体験のタイプ

 

対面型かオンライン型かを選びます。

●基本情報

 

体験実施場所、使用言語を選びます。Airbnbパートナー団体の場合は、確認コードを入力します。

●主なテーマ

 

体験のテーマを動物、アートとデザイン、文化・社会・科学、飲み物、エンターテインメント、食品、歴史、文学、自然と屋外、観光・ショッピング・送迎、スポーツ、ウェルネスの中から選びます。それぞれにさらに詳細な選択肢もあるので、あてはまるものをチェックしましょう。

3.Airbnbが求める基準

ここには、体験のクオリティやコンセプトについてのAirbnbが求める基準が記載されています。しっかり読んで把握するようにしましょう。

 

●概要

ホスティングの要件(専門性、アクセス、繋がり)について

●「専門性」の詳細

●「アクセス」の詳細

●「繋がり」の詳細

4.体験紹介ページ

●今後の流れ

 

体験内容についての説明ページです。ホストとゲストが行うこと、所要時間、体験の配信場所(屋内・屋外)などを記入します。

●あなたについて

 

ホストの自己紹介ページです。1人なのかチームで対応するのか、資格や経歴、名前、写真などを記載・投稿します。

●実施場所

 

集合場所をマップから選ぶないしは、住所を記入して、マップ上のピン位置を確認します。

●ホスト側が用意するもの

 

ゲストに喜ばれそうなホスト側が用意するものをチェックします。

●ゲスト側が持参するもの

 

ゲストが持参すべき持ち物を、「はい」か「いいえ」で答えます。「はい」と答えた場合、具体的な持ち物を記入します。

●参加要件

 

最低年齢や実施する体験のアクセシビリティー対応の有無(任意)、活動量の目安(軽め・術Windows・きつい・過酷)、スキル(初級・中級・上級・エキスパート)、追加要件などを記入します。

●タイトル

 

体験の内容がわかりやすいタイトルを40字以内でまとめます。

●写真

 

写真の要件を確認して、要件を満たす5枚以上の写真をアップロードします。

5.設定

提供する体験サービスの具体的な料金や予約設定などを記入します。

 

●募集定員

 

公開グループ(定員10人)、貸し切りグループ(オンライン体験は最大30人)ごとに、定員を記入します。

●通常の予約可能状況

 

体験開始時間や通常の体験実施日(平日、週末、平日・週末ともに、まだわからない)を選びます。

●ゲスト料金設定

 

1人あたりの料金、貸切グループの1回あたり最低料金を記入します。

●割引

 

団体料金がある場合は追加記入します。

●予約設定

 

既に予約が入っている回について、新しいゲストがどれくらい前から予約できるかを示す「追加ゲストの予約締切期限」や、締切期限までに予約が1件も入らなかった場合の締切時間である「最初のゲストの予約締切期限」を選びます。「予約可能な日程をリクエスト」では、「カレンダーに掲載されていなくてもゲストが実施日時をリクエストできるようにする。」にチェックを入れます。

6.安全ガイドライン

Airbnbが定める健康・安全ガイドラインを遵守し誓約する

7.提出済み企画

●デモ動画

 

ここでは、掲載を希望するオンライン体験のデモ動画をアップロードします。チェックリストに沿って、15分以内の動画を用意してアップロードします。言語は、英語かフランス語を使用します。

 

●登録情報

 

身分証明書の認証と、電話番号認証を行います。

身分証明書は、発行国を選んで、運転免許証、パスポート、IDカードの中からひとつを選び、画像をアップロードします。運転免許証の場合は、オモテ面・ウラ面の両方が必要となります。

電話番号認証は、電話番号を入力して、届いた4桁の番号を入力して認証を行います。

●確認して送信

 

すべての情報を入力したら記載内容路確認して、送信ボタンを押します。これで申込みは終了です。1週間前後で審査が終わり、審査が通れば、その日から体験企画の募集をかけることができます。

 

送信ボタンを押してAirbnb側へ体験企画の提出は完了です。おおよそ1週間程度で審査がおわり、審査が通ればその日から体験企画の募集をかけることができるようになります。審査に通らなかった場合は、企画は差し戻しされますので、指示された項目に従って修正します。

 

以上が、Airbnb体験ホストの登録からからリスティングまでの流れとなります。

※1 出典:Airbnb, Inc.“Airbnb to Announce Second Quarter 2021 Results”. Airbnb, Inc. 2021-07-29.
https://www.nihon-kankou.or.jp/home/userfiles/files/autoupload/210209kyoudourelease.pdf, (参照2021-08-15)

 

※2 出典:Airbnb Global Services Limited. “みなさまの安全が優先。”. Airbnb Global Services Limited. https://www.airbnb.jp/trust, (参照2021-08-15)

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