訪日外国人観光客を集客できるKlook(クルック)とは?特徴や導入するメリットを解説
・「訪日外国人観光客を呼び込みたい」
・「海外OTAを導入したいが、選び方がわからない」
など、訪日外国人観光客を取り入れることを検討する際、さまざまな海外OTA(オンライン・トラベル・エージェンシー)について情報収集を行っている観光事業者の方も多いでしょう。
数々の海外OTAがある中で、注目されているサービスとしてKlookが挙げられます。Klook(クルック)はKlook Travel Technology Limited(本社:香港)が運営する、アジアの都市を中心に世界各国の現地ツアー&アクティビティのOTA(オンライン・トラベル・エージェンシー)です。
本記事では、観光事業者向け予約管理システムの「JTB BÓKUN」を提供する弊社の知見をもとに、Klookの特徴や観光事業者の方がKlookを導入することで得られるメリット、導入時のポイントについて解説します。
Klookとは?
Klook(クルック)とは、旅行やレジャー体験をオンラインで予約できるプラットフォームです。世界各地の観光地チケット、現地ツアー、交通手段、アクティビティなどを手軽に検索・予約でき、スマホでQRコードを提示するだけで利用可能な点が特徴です。
割引やキャンペーンも多く、旅行者がスムーズに現地体験を楽しめるようサポートしています。
| WEBサイト名 | Klook |
|---|---|
| URL | https://www.klook.com/ja/ |
| 運営会社名 | Klook Travel Technology Limited |
| 本社所在地 | 香港 |
| 代表者 | 林照圍(英語名:イーサン・リン) |
| 設立年 | 2014年9月 |
| 日本法人(東京) | Klook Travel Technology 合同会社 |
| 設立年 | 2017年11月設立 |
| 対応言語 | 日本語を含む14言語 |
| 取り扱い商品 | テーマパーク、現地交通機関、ご当地グルメ、体験・アクティビティ |
| 掲載数 | 10万件以上 |
| 事業者申請窓口 | https://www.klook.com/ja/partner/ |
Klookは、オンライン上で宿泊施設や、体験・アクティビティの予約ができる海外OTA(オンライン・トラベル・エージェンシー)の一種です。世界各国からの体験・アクティビティ予約に対応しており、日本の体験・アクティビティ商品の販売にも対応しています。
海外OTAについて、詳しくは以下の記事を参照ください。
Klookの特徴
Klookの特徴として挙げられるのは、以下の3項目です。
・取り扱いジャンルが幅広い
・多言語対応している
・スマホからの予約に強く割引キャンペーンも多い
それぞれ詳しく解説します。
取り扱いジャンルが幅広い
Klookは取り扱いジャンルが幅広いのが特徴です。テーマパーク、美術館、観光地の入場券、現地発着のオプショナルツアー、空港送迎、レンタカー、SIM・eSIMカードなど、旅行に関するさまざまなサービスを取り扱っています。
多言語対応している
Klookは日本語を含む多言語に対応しているため、旅行者が母国語で予約手続きやサポートを受けられます。そのため幅広い層の旅行者が快適に利用することが可能です。
スマホからの予約に強く割引キャンペーンも多い
Klookユーザーの8割以上はスマートフォン経由で予約を行っており、アプリやモバイルブラウザを通じて検索・予約ができます。また、期間限定のセールや初回利用割引、アプリ限定クーポンなど多様なキャンペーンを展開しているのも特徴です。
Klookを導入するメリット

Klookを導入するメリットは、以下の3項目です。
・日本国内でのサポート体制が整っている
・日本人の国内旅行市場にも力を入れている
・アジア諸国からの訪日外国人観光客の集客に強い
それぞれ、Klookを導入することで得られるメリットについて、導入前と比べた際のプラスの変化やKlookならではの強みについて解説します。
日本国内でのサポート体制が整っている
東京、大阪、札幌に続き、2020年3月に福岡に4つ目の事業所を開設しました。新型コロナウイルス感染症の拡大が旅行業界に深刻な影響を及ぼす中でも、「収束と観光客の復活を見据え日本市場に投資を継続し、福岡事業所を拠点に九州地方における旅行商品を拡充し、日本の地域経済活性化とデジタル化に貢献する」(同社)としています。
日本人の国内旅行市場にも力を入れている
訪日インバウンド観光客の回復の目途が立たない中、日本人観光客の取り入れを積極的に進んでいます。Klookは2017年9月に日本法人を設立し、訪日外国人観光客向けの旅行体験商品によるインバウンド事業を開始しました。
JTB、小田急電鉄、JR西日本、JR九州ほか多数のパートナーと提携し、180か国以上に広がるKlookユーザーに日本の魅力をアピールしています。2019年4月には日本語版サービスをリリースし、日本人向け海外旅行商品を提供開始したのち、2020年6月に国内の旅行・レジャー商品をリリースし、インバウンド・アウトバウンド双方で培った商品ラインナップや強みのテクノロジーを生かして、日本人の国内旅行市場も強化しています。
アジア諸国からの訪日外国人観光客の集客に強い
ポストコロナを見据えた海外旅行の再開を目指し、世界中の国はトラベルバブル(相互国で往来することを合意し、自己隔離を免除する措置)の実施が着々と進んでいます。今年4月に台湾とパラオに続き、5月に香港とシンガポールもトラベルバブルを開始しました。
Klookはミレニアム層を中心に、ユーザー国籍100ヶ国以上、月間2,500万人以上が利用している実績があり、利用者のうち、多くの割合を占めているのはアジアからのユーザーです。日本・韓国・台湾などの東アジアだけでなく、シンガポール・マレーシア・タイなどの東南アジアからのユーザーも多くいます。
今後、日本もアジア諸国とのトラベルバブルに加え、アジア圏の旅行者をターゲットに観光事業を行うのであれば、アジア利用者の多いKlookとの連携は不可欠なものとなるでしょう。
Klookを導入する際のポイント

Klookを導入する際は、以下の3項目を意識することが大切です。
・ランキングや特集ページでの露出を意識する
・アジア圏の旅行者に人気の体験プランを提供する
・在庫管理方法を検討する
以下では、項目ごとのポイントや、意識しておくことでどのようなメリットがあるのかを解説します。
ランキングや特集ページでの露出を意識する
Klookを導入する際は、ランキングや特集ページでの露出を意識した施策の実施が重要です。Klookのランキングや特集ページに自社商品・プランが取り上げられれば、旅行者の目に留まりやすくなるため、集客効果向上が期待できます。
ランキングや特集ページでの露出を増やすには、シーズンに合わせたクーポンの発行、キャンペーンの実施などで取り上げてもらいやすくすると良いでしょう。
アジア圏の旅行者に人気の体験プランを提供する
Klookを導入する際は、アジア圏の旅行者に人気の体験プランを提供するのも活用のポイントです。ハイキングやトレッキング、マリンアクティビティなどのほか、ローカル市場巡りや地域独自の食文化体験、スパ・ヨガリトリートなども人気があります。
Klookは、アジア太平洋圏での集客に強いOTAです。そのため、Klookのユーザー層にマッチする体験・アクティビティプランを提供することで、より高い集客効果を得やすくなります。
在庫管理方法を検討する
Klookを導入する際は、在庫管理方法も検討しておく必要があります。とくに、複数の海外OTAを導入している場合、OTAごとに販売している体験・アクティビティ商品の在庫量を調整しなければなりません。
予約が入る度に手作業で在庫量を調整していると、タイムラグが発生している間に予約が入ってしまい、予約重複によるトラブルに発展する懸念があります。複数の海外OTAを横断的かつリアルタイムに在庫調整ができる、在庫管理システムの導入を検討し、ダブルブッキングの抑止や管理負担の軽減につなげると良いでしょう。
KLOOKでの販売には「Bókun」の活用が重要
Bókunとは、トリップアドバイザーグループが運営する「予約在庫の管理システム」です。KLOOKをはじめ、ViatorやGetYourGuideなどの様々なオンライン予約サイト(OTA)で販売するにあたり、複数のサイトにおける予約在庫の管理がオペレーションとして業務負荷となる中で、Bókunを活用することで一元管理が出来るようになり、業務効率化・生産性向上を実現します。
以上のように体験・アクティビティ事業者であれば、オペレーションの効率化には欠かせないツールです。
日本国内では「JTB BÓKUN」がおすすめ
JTB BÓKUNは、トリップアドバイザーグループが運営するシステム「Bókun」を、株式会社JTBが日本マーケットに合わせて営業展開しています。日本語でのサポートではもちろん、各事業者様の課題に合わせて解決のご提案をいたします。ぜひお気軽にご相談くださいませ。
フォームに必要事項を入れると資料をダウンロードできます。

体験事業者向け
OTAを活用した訪日インバウンド集客ガイド
訪日インバウンド集客に有効なOTAの活用方法や、JTB BÓKUNの特徴、事例をご紹介しています。


