【事例】「自分ができること」から始めるインバウンド。クッキングスタジオ運営で実現する、心温まる日本文化体験
初稿:2026/08/14

京都・伏見稲荷のほど近く。日本人が実際に生活している家屋をそのままスタジオとして開放し、訪日外国人向けに家庭料理や和菓子作りを教える「イロハクッキングスタジオ」があります。
運営するのは代表の上田美保子氏。繁華街のビルの一室で実施する料理教室とは異なり、日本のリアルな暮らしを感じられるこの場所は、欧米豪を中心に多くのゲストから高い支持を集めています。
コロナ禍を機にゼロから事業を立ち上げた上田氏が、どのようにシステムを味方につけ、個人運営のスタジオを成長させてきたのか。JTB BÓKUN導入の背景や、運営へのこだわりを伺いました。


取材に応じてくださった方
京都・伏見稲荷近くの住宅街で、個人宅をスタジオとして活用したクッキングクラスを展開。観光客向けにアレンジされた料理やプロの料理人が教える本格的な教室とは一線を画し、日本の家庭で親しまれている日常的な料理や和菓子づくりを提供している。家庭料理を作るランチクラスの後は地元のスーパーマーケットで、調理に使った素材などを紹介し、帰国後にも旅行者が同じ料理を作れるよう工夫されている。1クラス6名と少人数制にこだわり、友人宅のようにアットホームな雰囲気で、欧米を中心にお子様からご年配まで幅広い年齢層の旅行者をもてなしている。
【課題】事業の準備段階での不安と、販路拡大に伴う管理の壁
上田氏が事業の第一歩を踏み出す際、最初に直面したのは心理的なハードルでした。
「スタジオ運営を考えた時、『特別な資格が必要なのではないか』『素人の私なんかにできるのだろうか』と、さまざまな懸念が浮かび、立ち止まりそうになりました」(上田氏)
しかし、実際に一つひとつ調べていくうちに、不安が希望に変わっていき、前職のツアーガイドとしての経験や人との繋がりが、そのまま強みとして活かせることに気づいたと言います。
「この事業を立ち上げるにあたって、改めて資格や技術習得の必要がないことが分かり、また今の自分ができることや、これまで築き上げてきたことがパズルのピースのようにはまっていったことで、これなら出来そうだ!やってみよう!という前向きな気持ちになることができました」(上田氏)
次に直面したのが、複数のOTA(オンライン旅行会社)を活用した際の管理業務です。「何から手をつければいいのかわからない」中で、予約管理システムについても前職での経験を足掛かりに、自ら比較検討を行いました。
「前職で同僚がBókunを使っていたため、存在は知っていました。他のシステムとも比較して行く中で偶然、『JTB BÓKUN』を見つけ、「JTBがBókunをやっているの?」と調べ始めたのが始まりです」(上田氏)
【選定理由】一からのスタートを支える「日本語サポート」という安心感
上田氏がJTB BÓKUNを選んだ最大の決め手は、丁寧な日本語サポート体制と海外の主要OTAと接続可能なことでした。
現場に寄り添う日本語でのフォロー
「導入当初は本当に右も左もわからない状態でした。そんな中で、管理画面の表示やマニュアルが日本語で整備されており、かつサポート担当の方が非常に親身になって相談に乗ってくださったことが大きな支えでした。専門用語が多く、システム操作に不安がある中で、日本語で直接質問できる環境は不可欠でした」(上田氏)
インバウンド需要を見据えた販路の確保
「最初から複数の販路で展開しよう」と考えていた上田氏にとって、海外の主要OTAと在庫を自動連携できるシステムは、将来の成長を支える基盤として最適でした。
【効果】管理業務負担を最小限に抑え、本来の「おもてなし」に集中
事業のスタートと同時にJTB BÓKUNを導入したことにより、徐々に予約件数が増えていく中でも、上田氏が煩雑な管理業務に追われることはありませんでした。予約管理、ゲストの受け入れや講師、精算業務などをすべてお一人で担われている上田氏。ゲストと向き合う本来の業務にリソースを割くことができたのは、JTB BÓKUNという“パートナー”の存在があってのことです。
正確な在庫管理でトラブルを未然に防止
「少人数制でアットホームな雰囲気を大切にしているからこそ、予約の重複は防がなければなりません。システムによって複数サイトの予約状況が一元管理されたことで、手作業によるミスがなくなり、安心してクラスの運営に集中できています」(上田氏)
管理業務以外にリソースを充てる余裕が生まれる
「自動管理によって管理業務の手間が減ったことで、創出された時間をInstagramでの情報発信や更なる販路拡大、新たなコース開発の準備などに充てることができています。」(上田氏)

【展望】JTB BÓKUNとともに、自分にしかできない日本文化体験の新たな魅力を届ける
今後は、ウェブサイトのリニューアルによる販売拡大や、和菓子クラスの新設コース「抹茶づくし」の露出強化などを通じて、より一層厳しくなる夏の暑さ・冬の寒さや天候に影響を受けずに楽しめる体験としての価値訴求を強化していく計画です。
「新しい技術をゼロから習得するのではなく、これまで経験してきたことや、自分が好きなこと、すでに自分が持っているものの中からヒントを見つけることが大切だと思います。私自身もシステムに予約管理を任せることで、今は自信を持って大好きな日本の食文化をゲストに伝えることに専念できています」 (上田氏)


まとめ:自身の経験を武器に、インバウンド市場へ一歩踏み出す
最後に、これからインバウンド事業を始めようと考えている方へ、上田氏からメッセージをいただきました。
「最初は不安も多いと思いますが、まずは調べることから始めてみてください。無理なく続けられる範囲から一歩踏み出せば、必ず道は開けます。インバウンド市場には、まだ発見されていない魅力的な可能性が溢れています。ぜひ新しい挑戦を楽しんでください」(上田氏)
これからインバウンド事業を始めよう、と考えている事業者にとって、導入初期のコストを抑えられ、複数販路の管理もできるJTB BÓKUNを事業開始時点で導入しておくことは、円滑な事業推進・拡大を実現に繋がると言えるでしょう。
JTB BÓKUNの詳しい機能や導入までの流れについては、説明資料にてご紹介しています。
ガイドツアー運営における手作業の削減や、在庫管理の自動化をご検討中の方は、以下より資料をご請求ください。

JTB BÓKUNサービス説明資料
本資料の主な内容
- JTB BÓKUNの基本機能・特徴
- 海外主要OTAとの在庫一元管理の仕組み
- 料金プラン・ご利用手続のご案内
- 導入までのステップと伴走サポート体制

