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訪日外国人観光客を集客!海外OTAの最大手「Viator」とは?

更新日:2023.12.28

旅ナカにおける数多くの海外OTA(オンライン・トラベル・エージェンシー)の中でも、サイト訪問者数において圧倒的シェアを誇るViator(ビアター)についてご紹介します。

海外OTAの最大手「Viator」とは?

 Viatorとは、海外旅行において現地ツアーを事前にオンライン予約できるOTA(Online Travel Agency)です。


体験・アクティビティ予約の先駆けといえる世界大手サイトのViatorは、1995年オーストラリアで創業し、2014年8月にTripadvisor(トリップアドバイザー)社(本社:アメリカ)の傘下になりました。


Tripadvisor社が運営するトリップアドバイザー(Webサイト)は、毎月数億もの旅行者に利用される世界最大の旅行口コミサイトです。世界49 の国と地域、28 言語でサービスを展開しており、およそ800万件の宿泊施設、レストラン、ツアーやチケット、航空会社、クルーズについて投稿された8 億8,400 万件を超える口コミ情報や評価を参照できます。


口コミ情報を参考にする人々が多い現代、このトリップアドバイザーと連動したViatorは欠かせないツールになることは間違いないでしょう。

特徴

・豊富な言語対応

英語やフランス語、ドイツ語をはじめとする欧米諸国を中心とした計37か国の言語に対応しており、もちろん日本語にも対応しているため、日本人が海外旅行をする際にも簡単に体験商品の購入が可能です。また24時間365日、多言語対応のカスタマーケアも実施しているため、現地でトラブルがあった際も安心してご利用できます。

・豊富な商品ラインナップ

世界165カ国、4,000以上の目的地をカバーし、各国のツアーは約20万件を超えます。またパッケージツアーだけでなくVIPツアーや博物館や美術館、ミュージカルやショーのチケットを手配することも可能です。VIPツアーでは通常の現地ツアーとは異なり、普段のツアーでは公開していない部分を特別に見学することができたり、特別なパスにより人気観光施設に待ち時間なしで入場できたりすることがあります。もちろんモバイル予約に完全対応しているため、旅行前でも旅ナカでも、人気のチケットを逃しません。


また2014年にTripadvisor社の傘下となってからは、Viatorとトリップアドバイザーが互いに連携を行うことによってコンテンツ力を向上させています。Viatorでは観光やツアー全般を取り扱っていますが、中でも比較的サービス満足度が高い1dayツアーを多く取り扱っています。

・豊富な口コミ

トリップアドバイザーの口コミと連携しており、8 億8,400 万件を超える口コミ情報や評価を参照できます。それぞれの旅行先やツアーについて多くの口コミを確認することで、信頼のおける情報をもとに、旅行客が望む旅行に出来る可能性が高まると感じます。

導入メリット

・欧米諸国をターゲットとした集客力

世界中の4.5億人以上のサイト訪問者にリーチ可能です。トリップアドバイザーをはじめ、3,500以上の提携サイトで販売します。

欧米諸国の利用者が多いため訪日では長期滞在の方が多く、一人当たりの消費額(単価)も比較的高い傾向です。特に米国・英国市場は、マーケットサイズ(全旅行者数・支出総額)の点で、訪日旅行客の潜在市場として有望であるため、今後の誘客を強化すべき市場であると考えられます。また買物よりも「飲食や体験」などを重視する傾向であるため、体験・アクティビティ事業者にとっては、欧米諸国からのインバウンド観光客をターゲット層とする観光やツアーのプロモーションとして効果的であると言えるでしょう。

・口コミによる発信力

インバウンド誘致への重要な対策が、口コミサイトへの掲載・運用です。外国人も日本人同様に、魅力的な店舗情報をアピールしている店舗や口コミ評価の高い店舗をチェックして利用する傾向にあります。

Viatorを利用することで、トリップアドバイザーに無料で掲載することが可能です。多くの口コミを集め、レピュテーションマネージメントによってさらなる集客を実現しましょう。


※レピュテーション・マネジメントとは、言葉のとおり「レピュテーション(reputation、評判・世評)」を「マネジメント(management、管理)」することであり、企業が自身の評判を高めたり、風評被害や悪い評価への対策や対応をしたりすることを指します。スマートフォンの普及によってインターネットの利用シーンが拡大してきたことと、ソーシャルメディアの利用者が増えてきたことで、より重要視されるようになりました。

・サポート体制の安心感

日本の事業者向けのサポート体制やシンプルな予約管理ソリューションが利用できます。また日本全国の体験・アクティビティを4,500件程度(世界では約20万件程度掲載)掲載しており、他の海外OTA(GetYourGuide・Expedia・KLOOK・Airbnbなど)よりも多く、実績もあるため安心してご利用いただけます。

導入デメリット

・高い手数料

Viatorも含め、一般的に海外OTAの販売手数料は約20%~25%程度と、日本のOTAに比べて高いです。また、Viatorは審査料が発生したり、場合によっては掲載できないなど、導入のハードルが比較的高くなっております。これは、商品のバリエーションを厳密に審査することで、クオリティの高い商品掲載にこだわり、サイト訪問者への満足度向上にてサイト価値を高めています。 

OTAによるメリットは大きいものの、 販売に関しては全面的に依存せず、 「OTA上に流通させる販売数を制限する」「OTA専用の限定商品を提供し、手数料を考慮し価格を高く設定する」など、一部の販売を任せ、広告媒体として活用するような工夫をしながら、 自社のその他販売経路も活用し、リスクヘッジすることをお勧めいたします。

Viatorでの販売には「Bókun」の活用が重要

Bókunとは、トリップアドバイザーグループが運営する「予約在庫の管理システム」です。Viatorの活用にあたり、Viatorの管理画面では在庫の登録が出来ません。基本的には、即時予約またはリクエスト予約の2択となり、定員や枠(つまり在庫)が限られているツアー&アクティビティ分野においては、特にこのBókunの活用が重要となります。



またGetYourGuideやKLOOKなどの様々なオンライン予約サイト(OTA)で販売するにあたり、複数のサイトにおける予約在庫の管理がオペレーションとして業務負荷となる中で、Bókunを活用することで一元管理が出来るようになり、業務効率化・生産性向上を実現します。

以上のように体験・アクティビティ事業者であれば、オペレーションの効率化には欠かせないツールです。

日本国内では「JTB BÓKUN」がおすすめ

JTB BÓKUNは、トリップアドバイザーグループが運営するシステム「Bókun」を、株式会社JTBが日本マーケットに合わせて営業展開しています。日本語でのサポートではもちろん、各事業者様の課題に合わせて解決のご提案をいたします。ぜひお気軽にご相談くださいませ。

まとめ

Viatorを導入することで世界中の多くの旅行者へアプローチすることが可能です。インバウンド獲得における「販路拡大・口コミ増加」という強い集客力を実現するためには、不可欠なサイトであることは間違いないでしょう。Afterコロナに備え、海外OTAでの販売準備を考える際のご参考にしていただければと思います。

項目 詳細
サイト名 Viator
サイトURL https://www.viator.com/ja-JP/
対応言語 日本語・英語・フランス語など計18言語
運営会社名 Tripadvisor, Inc.
本社所在地 米国マサチューセッツ州ニーダム
代表者 Stephen Kaufer(President & CEO)
設立年 2000年2月(Viatorは1995年)
関連サイト https://www.tripadvisor.jp/
サプライヤー新規登録先URL https://supplier.viator.com/sign-up-info?m=62034&localeCode=ja_JP
掲載件数 約20万件

参考ページ

・訪日ラボ

https://honichi.com/news/2019/08/23/viatorxtouring/#


・訪日外国人旅行者の体験型観光コンテンツの購入促進に関するナレッジ集

https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001340921.pdf


・レピュテーションマネジメントとは

https://squareup.com/jp/ja/townsquare/what-is-reputation-management

JTB BÓKUNについて


JTB BÓKUNは、グローバル市場に対応した観光協会・DMO・体験事業者向けの予約・在庫管理システムです。


 主な機能:

  • 自社ホームページでの体験商品の販売
  • ユーザー同士での体験商品の相互販売
  • 海外OTA(Viator、KLOOK、GetYourGuideなど)との接続
  • 体験商品の予約・在庫の一元管理(チャネルマネージャー)
  • 販売データおよび顧客データの分析
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